平成22年度 小名木川幼稚園経営計画

江東区立小名木川幼稚園
園長  樋口 諭

T.小名木川幼稚園の教育目標

 一人一人を尊重し、健康で、心豊かなこどもを育成するために、次の目標を設定する。

○ じょうぶでたくましい子

基本的生活習慣を身に付け、しっかり食べ、全身を使って意欲的に生活する幼児を育てる。

○ 自分で考え行動する子

自分で考え、やり遂げようとする幼児を育てる。

◎ 仲よく思いやりのある子

人や自然とのかかわりの中で、豊かな感性を育み、自他を大切にする幼児を育てる。

U.幼稚園経営理念

公立幼稚園として、地域住民の期待に応える保育活動を推進する。そのために、幼児の生活体験を豊かにすること、社会生活の基本について遊びを通して、自然に幼児が身に付けられるよう保育環境を意図的・計画的に整えること、学校生活につなげられる行動様式や態度を育成していくことを念頭に置き、心身ともに健康な幼児を育成する。また、保護者・地域との連携を強くしていきたい。様々な活動の中に、保護者や地域の方々の教育力を取り入れていく。そして、区立幼稚園の存在意義と役割の大きさを示していきたい。

幼稚園が、子育ての「地域センター」的役割を果たすべく、区当局の指導のもと、諸施策に対応した活動をしていき、地域住民の期待に応え、信頼を高めていく。

小名木川幼稚園が「子育てに力のある落ち着いた幼稚園である」「心豊かなこどもを育てる幼稚園である」という評価を受ける幼稚園にしていきたい。

今、幼稚園は、幼稚園としての力、つまり幼稚園力が問われている。幼稚園力とは、幼稚園が組織として何ができるかということである。その土台となるのは教職員一人一人の力量であり、それらが組織的に組み立てられて、より大きな力となり、組織対応力として発揮できることこそが、幼稚園力となる。そのためには、教師自らが幼稚園内外の研修・研究を重ねて、個人的な力量を高めることが必要となる。それは、教育愛を基盤とした高度で専門的な資質と能力を習得し、教育や保育の課題に適切に対応する力をつけることである。そして、それら個々の力を共通の認識の下に結集し、組織として対応する力をつけることで幼稚園力を高めることができる。幼稚園力の向上によってこそ、保護者や地域から信頼や理解を得、支援される幼稚園となると考える。

私は、教職員がそれぞれの役割と責任を果たしながら力を結集して幼稚園力を向上させ、教育目標達成に向けて充実した教育活動が展開できるように幼稚園経営を推進する。そして、幼稚園の最終責任者として、幼稚園への理解や信頼・支援を得るよう努力するとともに、家庭・地域社会の信託に応えるよう全力を尽くす所存である。

V.中期経営目標と方策(3〜5年)

(1)区立幼稚園としての役割、価値の確立

·                          幼稚園、小学校のつながりを考えた幼稚園教育の役割を再確認し、広報する。また、幼稚園教育が小学校教育に何をどのようにつなげていくかをより一層明確にして教育計画を構築する。

·                          区当局の指導を受けながら、区立幼稚園として「地域の子育て支援」にどう貢献していくかを具体化し、実践していく。

(2)保護者、地域との協力関係の強化

·                          園の教育活動、子育て支援のためには、保護者・地域の協力なしにはできない。保護者・地域の教育力を掘り起こし、人材確保が欠かせない。幼稚園教育の重要性を訴えながら協力を得ていく。

(3)保・幼・小・中の連携を図った教育活動を推進する

·                          併設の小名木川小学校との連携を深め、園児と児童がともにふれあい、ともに育つ教育活動を充実させ、強く推進する。また、近隣の保育園・中学校とも連携を深め、相互交流を図っていく。

W.短期経営目標と方策(今年度の重点)

(1)今年度の重点目標と目標達成のための具体的方策

@重点目標

·                          身近な人や自然などの環境を生かし、より健康な心と体をつくる。

A方策

·                          園内の自然環境、小名木川小学校のビオトープ、亀高小学校のわんぱく広場、五丁目団地等を積極的に活用し、遊びの中で、豊かな心や健康な体をつくる。

·                          小名木川小学校、第四砂町中学校、未就園児、寿園(高齢者施設)の方々、地域ボランティアのお話会などを通して、人への親しみや信頼感を育む。

(2)評価指標

@努力指標(教師側の取り組み)

·                          園内の自然環境、小名木川小学校の自然環境の生かし方を学ぶ活動を年2回実施する。(講師:ネイチャーリーダー)

·                          小名木川小学校の校庭で運動遊び及び自然との遊びを日常的に実施する。

·                          亀高小学校の「わんぱく広場」での自然体験を年間2回実施する。

·                          小名木川小学校との交流授業を、年間10回以上実施するとともに、日常的に交流を実施する。

·                          第四砂町中学校との交流授業を、年間3回実施する。また、中学生の職場体験学習を受け入れ、交流を深める。

·                          地域のお話会を年間9回、盆踊りの指導を3回、お茶会を年1回実施する。

A成果指標(子ども側の成果)

·                          自ら、自然とかかわって遊ぶ幼児を95%以上にする。

·                          体を動かして遊ぶ楽しさ、心地よさを味わった幼児を90%以上にする。

·                          かかわった地域の方々に親しみをもつ幼児を90%以上にする。