園 長 塚本 美起子
Ⅰ 幼稚園教育目標
人権尊重の精神を基盤として、健康で主体性のある心豊かな幼児を育成するために次の目標を設定する。
◎げんきなこども ○かんがえるこども ○やさしいこども
Ⅱ 幼稚園経営理念
1 はじめに
大島幼稚園は今年創立37年目を迎える。これまでの歴史と伝統、特色ある教育活動を継承しつつ、さらに社会の変化に対応する、創造的で可変性に富んだ幼稚園教育を目指し経営を進める。
その中で、子どもの発達に必要な経験が十分にできるよう環境を整え、質の高い幼児教育を展開し、心豊かでたくましい幼児を育成するとともに、幼児教育のセンターとして教育力を発揮する幼稚園づくりを推進する。
2 経営の基本
(1) 憲法、教育基本法の精神に基づき、江東区教育プランを受け止めた公教育を推進すること
(2) “こどもにとって”の視点が常に中心にあり、安全・安心な場であること
(3) 教職員が幼児教育の専門家として資質向上を目指し、互いに研鑽する場であること
(4) 保護者が子育てを楽しみ、保護者同士の育ちの場であること
(5) 幼児教育のセンターとして、地域に愛され、地域の幼児教育の充実をリードする場であること
3 目指す幼稚園像
○ こどもたちの笑顔あふれる幼稚園
○ 教師が十分に自己発揮し、学び合い、協同する幼稚園
○ 親の子育てを支える幼稚園
○ 地域に開かれ、信頼され、幼児教育のセンターとして教育力を発揮する幼稚園
○“今日も”でなく“今日は”の視点で前進し続ける幼稚園
Ⅱ 中期経営目標
1、こどもたちの笑顔あふれる幼稚園づくり
一人一人のこどもが毎日喜んで登園し、幼稚園での生活を楽しみ、充実感の中で、こどもたちの笑顔があふれる幼稚園づくりを目指す。
そのために、以下の実践を進める。
(1)一人一人のこどもが十分に自己発揮し、自信と自己肯定感をはぐくむ教育の充実
・一人一人の幼児が自分らしさを認められ、尊重される経験を通して安心して心を開き、人の気持ちに思いをはせ、人を大切にする
気持ちが育まれる教育を推進する。
・幼児が自ら遊びを十分に楽しみ、友達と気持ちを通わせ、満足感や達成感を味わう中で自信や自己肯定感が育めるよう遊びの充実
を図る。
(2)基本的な生活習慣の確立を基盤に、心身ともに健康なこどもをはぐくむ教育の推進
・自然とのふれあい、戸外での遊び、友達とのかかわりなど十分に体を使った幼児期ならではの遊びを通して、失敗を恐れず、好奇心
をもって、生き生きと生活できるよう、園内外の環境整備、活動の工夫を図る。
・自分のことは自分でしようとする意欲や心情を育む。
・友達と一緒に遊びを楽しむために決まりの必要性に気付かせ、規範意識の芽生えを促す。
・幼児期にふさわしい生活リズムや食生活について家庭と連携し、健やかな体作りをめざす。
(3)人とかかわることを喜び、心通わせ、協同する態度をもった、人間性豊かなこどもを育てる教育の推進
・人とかかわる第一歩は挨拶である。教職員が率先して挨拶をし、明るく心触れ合う環境を作る。
・様々な人とかかわる機会を作り、心通わせともにする喜びや人への信頼感、思いやりの気持ちを育てる。
(4)安全教育の充実
・防災・防犯、交通安全など、幼稚園における安全教育を充実し、自分の命を守ろうとする意識を育む
2、教師が十分に自己発揮し、学び合い、協同する幼稚園づくり
教育の充実のためには、教職員の優れた資質と高い指導力が不可欠である。また、保護者や地域との関係を構築する力、社会の要請
を受け止め応える姿勢も求められる。
一人一人の教職員が、自分の立場や職責を認識し、その上で、各自がもてる力を十分に発揮し、相互の信頼の下に、幼稚園全体が組織
としての機能を存分に発揮できるようにしていく。
(1)教育公務員としての自覚と誇りをもつ
・学校教育に対する社会的な関心や期待は大きなものがある。教育公務員として、服務の厳正を図り、資質の向上に努め、幼児教育の
専門家として社会に貢献する自覚と誇りをもって行動する。
・教師は自身がこどもにとって重要な環境であることを自覚し、公平、誠実、温かみにあふれた行動を心がける。
・危機管理意識を磨き、“まさか”でなく“もしや”の視点をもち、あらゆる場面で安全への配慮を十分にする。
(2)全教職員が一体となって教育を進める
・幼稚園は幼いこどもたちの場であり、遊びや生活全体を通して、学び成長していく。担任教師だけでなく幼稚園の様々な職員が一人
一人のこどもに関心をもち、みんなで育てる意識をもつ。
・目指す幼児像の一致、情報の共有化に務める。
・教職員一人一人が自分の役割を自覚し、良さを発揮し、創意工夫しながら各分掌を責任をもって遂行する。
(3)専門家としての資質の向上に務める
・教師の指導力の向上が、保育の充実を支えることを肝に銘じ、園内研究を研修の主軸に位置づけ、計画的に、確実に進める。
また、決められた園内研究以外にも日々、保育について語り合う場を設け、幼児理解や指導について学び合い、改善に生かす。
さらに、教育委員会や、国、都、その他大学などの研修会に積極的に参加し、専門家としての見識を高める。
(4)「評価と改善」から保育の充実へ
・自己を振り返り、評価・反省し、自らを改善することは専門職としての責務である。日々の保育の振り返りを基盤として、
中期、長期の評価、関係者評価を適切に行い、改善を図る。
3、親の子育てを支える幼稚園づくり
こどもを中心に、保護者、教師、地域が心を通わせ、もてる力を出し合い、支え合いながら、親が子育てを楽しみ、
その重要性が実感できるよう積極的に働きかける。
(1)「保育参観・参加活動」を工夫し、保護者が幼稚園教育に積極的に関われるようにする。
(2)「子育て支援」をより充実させる。にこにこたいむ(預かり保育)、子育て相談の充実。
(3)「保護者・地域の教育力」を生かした活動を工夫し、教育活動の充実に生かすとともに、父母と教師の会と連携しながら
保護者自身の自己発揮・自己充実の機会とする。
4、地域に開かれ、信頼され、地域の幼児教育のセンターとして教育力を発揮する幼稚園づくり
次の実践を通して地域との接点を広げ、深め、園への信頼や期待を高める
(1)「かんがるーひろば」の充実や「子育て相談」など地域の子育てを支援する。
(2)「保、幼、小、中の交流活動」を継続・発展させるとともに、小学校との教育の接続を図る。
(3)「幼稚園の教育活動や子育て情報」を、HP、写真、園だよりなどを駆使し、子育ての情報を発信する。
5、“今日も”でなく“今日は”の視点で、前進し、発信する幼稚園づくり
これまで培ってきた大島幼稚園の良さを基盤としながら、こどもや保護者の視点に立って、常に自らの教育活動を振り返り、
教育活動を創造し、発信することが重要である。
(1)教育の成果を学期・年度末の自己点検・評価を公表し、保護者アンケート、関係者評価に基づいた改善をする。
(2)日々の教育活動を園だより、学級だより、HP、写真掲示などで保護者地域に発信する。
Ⅳ 短期経営目標と方策
(1)平成24年度重点目標と目標達成のための具体的方策
今年度は教職員の大幅な異動があり、幼児の安全・安心を保証し、保護者や地域の信頼を継続・発展させる
ためには新体制が機能し、安定することが基盤となる。一人一人の教職員が互いの良さと力を十分に発揮し、
信頼しあい、組織として機能するようリーダーシップを発揮し、教育活動の充実を図る。
<重点目標1>「げんきなこども」の育成
<方 策>
・教師との信頼関係を基盤に幼児が安心して自己を発揮し、主体的に生活が進められるようにする。
・幼児が自ら環境に働きかけ、自分なりに考えや思いを出したり、あきらめずに挑戦したりしながら、やり遂げ、
自信がもてるよう指導を工夫する。特に遊び込むための環境の再構成を重視する。
・自然とのかかわり、運動遊び、イメージのある遊びなど、十分に身体を動かし、友達や先生と関わりながら
体験が広がり、深まるように魅力的な教材や活動を開発・工夫する。
<重点目標2> 教職員の資質向上と新体制の創造
<方 策>
・「夢中になって遊ぶこどもを育てる」~遊び出し遊び込むための環境の構成と援助の在り方~をテーマとし、
求める幼児像を共通にして、一人一人の発達に即した環境構成や援助のあり方を学び合う。
・日々の保育カンファレンス、自らの振り返りを重視し、PDCAのサイクルを機能させる。
・教育委員会や、国、都、その他大学などの研修会へ積極的参加し、専門家としての見識を高める。
<重点目標3> 開かれた幼稚園の推進
<方 策>
・子育て支援活動の充実を図る。
・幼稚園評議委会の充実を図る。
・保・小・中との連携、交流活動を推進する。
・教育内容や子育て情報を保護者や地域に発信する。
(2)評価指標
○「げんきなこども」の育成
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努力指標(教師の側の取り組み) |
成果指標(こどもの側の成果) |
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・幼児一人一人のその子らしさを肯定的に受け止め、信頼関係 を築く |
・喜んで登園し、安心して自己発揮する。 |
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・生活の流れや手順、場所の使い方など表示し、幼児自身が見通しを持って生活が進められるようにする。 |
・生活に見通しを持って主体的に生活を進める。 |
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・整理整頓し、清潔でこどもが使いやすい安全な環境を整える。 |
・幼稚園での生活の仕方が分かり落ち着いて生活する。 |
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・朝の保育室・園庭の魅力的な環境作り、適切な環境の再構成 を確実に行い、幼児が遊び出し、遊び込めるようにする。 |
・自分から環境にかかわり、自分の思いを出しながら試したり工夫したりしてじっくりと遊びを楽しむ。 ・自分で考え行動したり、友達と一緒に遊びを楽しんだりするようになる。 |
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・幼児の遊びが充実し、明日へとつながるよう保育を構成する。特に午後の保育を大切に構成する。 |
・幼稚園での生活に充実感を感じ、登園を楽しみにする。 |
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・幼児の発達や課題をふまえ魅力的な教材を研究・開発する。 |
・幼児の興味・関心が広がり、意欲的に遊びに取り組む。 |
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・幼児が様々な遊びに意欲的に挑戦し、あきらめずにやり遂げ、 自信がもてるよう、認めたり励ましたりする。 |
・様々なことに興味を持って挑戦し、自信をもって伸び伸びと行動する。 |
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・体を動かす遊びを工夫し、幼児の体力向上を図る。特に戸外遊びの充実を図る。 |
・戸外で伸び伸びと体を動かしたり、進んで運動遊びを楽しんだりし、体力が向上する。 |
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・自ら率先して挨拶し、明るく心の通うかかわりを心がけ、喜んで人とかかわれるようにする。 |
・人とかかわることを喜び、思いやりや信頼の気持ちをもつ。 |
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・幼児の話に耳を傾け、温かく受け止めてもらう経験を通して、言葉での伝え合う意欲を高める。 |
・自分の思いや考えを喜んで言葉で伝えようとする。 |
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努力指標(教師の側の取り組み) |
成果指標(こどもの側の成果) |
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・幼児理解に努め、誠実に、公平に、愛情を持って、一人一人に温かく接する。 |
・幼児が教師への信頼を深め、自分らしさを発揮し、伸び伸びと行動するようになる。 |
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・目指す幼児像を一致させ、幼稚園のこどもは全教職員で育てる視点に立って指導する。 |
・どの教職員へも親しみや安心感をもつ。 |
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・職員会議月1回、学年会週一回、その他保育後の語り合いを重視し、各々の考えを共通にしてより良い指導を進める。 |
・安心して伸び伸びと行動する。 |
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・一日の振り返りを丁寧に行い、評価・反省し、記録し、改 善し、翌日の保育に生かす。 |
・毎日の生活を楽しみ充実感を味わう。 |
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・環境タイムを設定し、朝の遊び出しの環境を充実させる。 幼児の興味関心や発達に即して環境を再構成し遊び込めるようにする。 |
・自分から環境にかかわり、自分なりの思いを出しながら試したり工夫したりじっくりと遊びを楽しめる。 ・自分で考え行動したり、友達と協力してやり遂げたりして遊びを楽しめるようになる。 |
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・園内研究会は事例研究会を月一回、指導研究会を年6回、保育カンファレンスを適時行い、互いに幼児理解を深め、課題の改善を図り、指導力を高める。 |
・一人一人の良さや可能性が引き出され、自信をもって行動し、確かな成長が見られる。 |
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・国、都、区、大学など、様々な研修会に積極的に参加し研鑽する |
・一人一人の良さや可能性が引き出され、自信をもって行動し、確かな成長が見られる。 |
○ 開かれた幼稚園の推進
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努力指標(教師の側) |
成果指標(こども側の成果) |
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・保育参観や参加活動、「夢スタッフ」など、保護者が幼児理 解を深め、子育ての喜びが味わえるよう活動を工夫する。 |
・親子のかかわりやつながりが深まり、こどもの心が豊かになる。 |
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・園だよりや学級便り(月1回程度)、学級懇談会(年4回)、個人面談(年2回)などを通して、こどもの発達や育ちについて保護者に知らせ、理解を得る。 |
・保護者が幼稚園に対する信頼を増すことで、こどもがのびのびと園生活を楽しむようになる。 |
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・園庭開放を毎日、降園後1時間(水曜日は20分)、預かり保育を年間21回(水曜日5回)行い、親と子の育ちを支える。 |
・親と子の体験やつながりを豊かにする |
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・こどもの経験が豊かになるように、保・小・中との連携(各3~5回)。 ・その他、図書館(年4~5回)、高齢者施設訪問(年1回)、消防署、警察、町会などとの連携を推進する。 |
・様々な人とのかかわりを持ち遊びや生活が豊かになる。 |
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・父母の会が主催する様々な活動に積極的に参加する。 |
・活動を親子で楽しみ、親子のつながりを豊かにする。 |
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・未就園児親子登園の活動を工夫し、地域の親子の子育てを支援したり、在園児と触れ合う機会を設けたりする。 (かんがるーひろば:月水金、年62回) |
・未就園児とのかかわることで、人とかかわる力をはぐくまれたり、心を豊かにしたりする。 |
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・幼稚園評議委会の充実を図り、様々な立場からの意見を傾聴し、教育を改善・充実させる(年3回)。 |
・幼稚園が地域のまたに支えられ教育が充実することで、安全で楽しい生活が過ごせる。 |
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・園だより、ホームページ、写真掲示などで教育内容や子育て情報を保護者や地域に発信する。(月1回以上) |
・保護者や地域の大人が幼児教育について理解をもつことで、幼児が健やかに成長する。 |
90%以上 90%以上