全校朝会要旨   【 (ちゅう) (しゅう) の (めい) (げつ)(十五夜) 】 平成229, 21

 

 おはようございます。

 明日(22日)は、十五夜です。十五夜とは、月が真ん丸になった満月(まんげつ)の夜のことをいいます。特に、秋のこの時季(じき)の満月は、中秋(ちゅうしゅう)名月(めいげつ)といって、とてもきれいでながめがいい月とされ、(むかし)から「お月見」という(もよお)しが(おこな)われてきました。(中秋の名月の字を(かか)げる)

 中秋とは、三つある秋(初秋(しょしゅう)中秋(ちゅうしゅう)晩秋(ばんしゅう))の中で特に月が美しく見え、鑑賞(かんしょう)するのにちょうどいい季節のことです。

 また、「お月見」とは、どんなことをすることなのかというと・・・。

 ススキを花びんに入れ、お団子(だんご)や豆や(いも)などをお(そな)えして、みんなでお月さんをながめながらおしゃべりしたり食べたり飲んだりいて楽しい夜を過ごす、これが十五夜の日に行う「お月見」です。

 今では、どのお(うち)も「お月見」はやりませんが、昔は、テレビもないゲームもない時代でしたから、夜は月や星をながめてお話をしたり、いろいろなことを考えたりして楽しんだということです。月の模様(もよう)を見て、うさぎやカニの形、女の人の横顔を想像したり、かぐや姫のお話を()いたりしたのではないかと思います。

 また、「お月見」は、秋になってお米や芋や果物(くだもの)など多くの農作物(のうさくぶつ)収穫(しゅうかく)される季節を(むか)え、そうした作物の収穫への感謝(かんしゃ)の意味もあったのです。だから秋の季節に「お月見」が行われるのです。

 昔から、詩や俳句(はいく)などに月のことがたくさん()まれてきました。

 たとえば 『名月や池をめぐりて夜もすがら』  松尾(まつお)芭蕉(ばしょう)

『名月を取ってくれろと泣く子かな』 小林(こばやし)一茶(いっさ)

 などはよく知られている俳句です。

月の光は美しくてロマンチックでもあります。

電気を消して、月の光だけを部屋に(まね)き入れてみると、とてもきれいで素敵(すてき)な光であることに気がつきます。

明日の夜、晴れていたら是非(ぜひ)、中秋の名月をながめてみてください。

お話終わります。