【 お 化 け 煙 突 】

平成22,,21

 

 おはようございます。

今日は夏至(げし)です。(文字を見せる)。 夏至というのは、一年で一番昼の時間が長い日のことです。夏至の日は、日の出が午前4時25分、日の入りが午後7時頃となります。日本では梅雨の時期に当たるので、雨が降ったり曇ったりしていて、あまり日が長いという感じはしないようです。そのせいか、夏至の日に大きな行事はほとんどありません。外国では夏にむけてのお祭りをするところもあります。

 さて、今日のもう一つのお話をします。

 よく、皆さんは友だち同士で意見が違うと、議論することがあるでしょう。議論すること自体は大事なことです。けんかにならないように、相手の立場や考え方をまずは理解して、話し合うことが大切です。

 むかし、足立区に『お化け煙突(えんとつ)』という煙突が立っていました。なんでお化け煙突というかというと、見る場所によって煙突の数がちがうからです。ある所では1本、ある所では2本、またある所では3本というように、全く煙突の数がちがうのです。そこでお化け煙突の名前がついたのでした。実際は火力発電所の煙突だったのですが・・・。

 そこで、ある時本当は何本なのか、電車に乗って、動く電車の窓から煙突の数を確かめてみようということになりました。始めは1本でしたが、2本、3本と変わり、4本になりました。4本以上にはなりませんでした。正解は4本だったのです。

 見る場所によって、煙突が重なって見え、数が変わって見えたのです。

 しかし、皆さん、3本と言った人も2本と言った人も、その位置から見えた数は、その人にとっては正しい数ではないでしょうか。そう見えたのは間違いないのですから。

 ですから、いろいろなことで意見がちがったり、議論し合ったりする時は、お互いの立場や立っている場所を尊重してよく話し合ってみることが大切です。いろいろな見方をお互いに確かめ合って、知恵を出し合っていけば、話し合いはまとまることが多いでしょう。

お化け煙突の場合は4本という正解があったわけですが、私たちの人間の生活の中では、正解は一つだけということではないこともたくさんあります。

ですから、いろいろな考え方を互いに尊重して、相手の立場を認め合いながら、話し合ってより良い解決策を見出していく努力が必要なのです。

お話終わります。