全校朝会要旨【 ラ イ オ ン と ね ず み 】平成22118

 

おはようございます。

きのうは、二十四の季節(二十四(にじゅうよん)節気(せつき))でいうと「立冬(りっとう)でした。(字を(かか)げて見せる)

(こよみ)の上では冬になりました、という日ですが、まだまだ秋の気配(けはい)がしています。みなさんの(きく)()き出しましたし、東京の紅葉(こうよう)もこれからが見ごろですから・・・・・。

 さて、きょうは、この間イソップ物語からお話をしたのに(つづ)いて、もう一つイソップ物語の中からお話をします。

 むかし、ある森の中で、ライオンが(ねむ)っていました。とても気持ちよさそうに眠っていました。そこに、一ぴきのねずみが(あらわ)れて、ライオンのからだの上をちょろちょろと走りました。気がついたライオンは、ぱっと起きると、ねずみをつかまえて食べようとしました。

 ねずみは(おそ)ろしくてがたがたふるえながら、「助けてください。どうか食べないでください。助けてくださるならば、きっといつかあなた様のお役に立つときがありますから。」と言って、一生懸命(いっしょうけんめい)たのみました。ライオンは、「このわしが、おまえみたいなちっぽけなやつの助けをかりることがあるものか。ワッハハハ」と(わら)いました。しかし「でもまあ、そんなにたのむんなら、きょうのところは、(ゆる)してやろう。」と言って、ねずみをにがしてやりました。

 それから何日かたって、ライオンは猟師(りょうし)たちにつかまってしまいました。猟師たちは、じょうぶななわで、ライオンをしばりつけました。ライオンは、なわが(いた)いのでうめき声を上げました。ライオンの鳴き声は、ねずみの耳にも聞こえてきました。ねずみは急いで、ライオンのところに行ってみました。猟師(りょうし)たちは(まわ)りにはいませんでした。

 ねずみは、「ライオンさん、もう少しのしんぼうですよ。」と言って、なわをかみ切って、ライオンを()がしてやりました。

 そして、「ライオンさん、どうです。わたしだってちゃんと役に立ったでしょう。」とねずみが(むね)をはって言うと、ライオンは「ばかにしたりして、悪かった。(きみ)のおかげで助かったよ。ありがとう。」とお(れい)を言いました。

 このお話から、みなさんはどんなことを考えますか。

 私は、そのときどきのめぐり合わせで、すごく力の強い人も、力が弱いと見える人に助けられることがあること。また何が強いか弱いかは、簡単(かんたん)には決められるものではなく、その()こった時の様子(ようす)にもよるということではないかと思います。

 このお話は、イソップ物語の中の「ライオンとねずみ」というお話です。

 イソップ物語には、楽しいお話がいっぱいあります。また、イソップ物語だけではなくその他のお話もたくさん読んでほしいなと思います。

 お話終わります。