全校朝会要旨【 ラ イ オ ン と ね ず み 】平成22,11,8
おはようございます。
きのうは、二十四の季節(二十四節気)でいうと「立冬」でした。(字を掲げて見せる)
暦の上では冬になりました、という日ですが、まだまだ秋の気配がしています。みなさんの菊も咲き出しましたし、東京の紅葉もこれからが見ごろですから・・・・・。
さて、きょうは、この間イソップ物語からお話をしたのに続いて、もう一つイソップ物語の中からお話をします。
むかし、ある森の中で、ライオンが眠っていました。とても気持ちよさそうに眠っていました。そこに、一ぴきのねずみが現れて、ライオンのからだの上をちょろちょろと走りました。気がついたライオンは、ぱっと起きると、ねずみをつかまえて食べようとしました。
ねずみは恐ろしくてがたがたふるえながら、「助けてください。どうか食べないでください。助けてくださるならば、きっといつかあなた様のお役に立つときがありますから。」と言って、一生懸命たのみました。ライオンは、「このわしが、おまえみたいなちっぽけなやつの助けをかりることがあるものか。ワッハハハ」と笑いました。しかし「でもまあ、そんなにたのむんなら、きょうのところは、許してやろう。」と言って、ねずみをにがしてやりました。
それから何日かたって、ライオンは猟師たちにつかまってしまいました。猟師たちは、じょうぶななわで、ライオンをしばりつけました。ライオンは、なわが痛いのでうめき声を上げました。ライオンの鳴き声は、ねずみの耳にも聞こえてきました。ねずみは急いで、ライオンのところに行ってみました。猟師たちは周りにはいませんでした。
ねずみは、「ライオンさん、もう少しのしんぼうですよ。」と言って、なわをかみ切って、ライオンを逃がしてやりました。
そして、「ライオンさん、どうです。わたしだってちゃんと役に立ったでしょう。」とねずみが胸をはって言うと、ライオンは「ばかにしたりして、悪かった。君のおかげで助かったよ。ありがとう。」とお礼を言いました。
このお話から、みなさんはどんなことを考えますか。
私は、そのときどきのめぐり合わせで、すごく力の強い人も、力が弱いと見える人に助けられることがあること。また何が強いか弱いかは、簡単には決められるものではなく、その起こった時の様子にもよるということではないかと思います。
このお話は、イソップ物語の中の「ライオンとねずみ」というお話です。
イソップ物語には、楽しいお話がいっぱいあります。また、イソップ物語だけではなくその他のお話もたくさん読んでほしいなと思います。
お話終わります。