全校朝会要旨 【 ろ ば 売 り の 親 子 】 平成221025

 

 おはようございます。

 みなさんは「イソップ物語」を知っていますね。いろいろな動物が出てきて、考えさせられること、教えられることのいっぱいあるお話が集まった物語です。

 その中で、今日は、「ろば売りの親子」という話をします。

 むかし、ろばを()っていた親子がいました。ろばというのは、馬に()ていて馬よりも少し小さくてかわいい動物のことです。親子は、ろばを大事(だいじ)に育てていましたが、町に売りに行くことになりました。ろばを引いてお父さんと息子(むすこ)が歩いていると、通りがかった人が、

「ろばを引いてないで、ろばに乗ればいいのに。」と言いました。それを聞いたお父さんは、息子をろばに乗せて、お父さんがろばを引いて歩くことにしました。

 しばらく行くと、また通りがかった人が「年寄りを歩かせて、元気な子どもがろばに乗るなんて、お父さんを思う気持ちがないのかねえ。」と言いました。それを聞いた親子は、今度は息子が()りて、お父さんがろばに乗りました。

 その様子を見たある人が、「親がろばに乗って、子どもを歩かせるなんて子どもがかわいそうだ。」と言いました。それを聞いた親子は(こま)ってしまって、今度は親子二人ともろばに乗って行くことにしました。

 町に向かってまたしばらく行くと、通りがかった人が、「小さなろばに、親子が乗るなんて、重たくてろばがかわいそうだ」と言いました。それで、今度は、ろばの4本の足をくくって、その間に(ぼう)を入れて二人でろばをかついで行きました。

 しばらく行くと、橋の上にきました。橋の下は、流れの(はや)い川でした。ろばは、恐ろしくなってあばれ出し、かついでいた親子の(かた)から飛び出して、その(いきお)いで川に落ちてしまいました。ろばは、足をくくられていたので、流れの速い川の水の中に(しず)み、もう()かんできませんでした。かわいそうなろばさんですね。

 さて、このお話でみなさんは何を考えますか。とても大事なことを教えてくれるお話ではないかと思います。人のいうことばかりを気にしないで、もっと自分でよく考えて行動(こうどう)すればよかったのに、と私は思いました。人の考えも大切ですが、まず自分の考えをしっかりもつことが肝心(かんじん)なことではないでしょうか。

イソップ物語には、他にもおもしろいお話がいっぱいあります。ぜひ読んでみてください。あさってから読書(どくしょ)週間(しゅうかん)になります。いろいろな本を読んで知識(ちしき)()やし、心を(ゆた)かにしていきましょう。

 お話終わります。